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国際会議発表体験記

修士2年 八重樫恵太さん

国際会議

まず私は、国際学会(The 3rd Pacific-Rim Symposium on Image and Video Technology (PSIVT2009) Tokyo, Japan, Jan13th-16th, 2009)で口頭発表をするという貴重な機会を頂くことができたので、それについて簡単にお話ししておきます。

国際学会というと、世界の様々な都市へ旅行して発表することになりますが、私の場合は会場が東京だったので旅支度はしませんでした。

発表はもちろん英語ですが、スピーチ原稿を考えた上で数回は練習する必要がありました。しかし、本番では喋る単語をいくつか間違えたり、スクリーンが見えにくかったりなど練習では想定できなかった新たな問題とも遭遇することになりました。ただし、学会の場では多くの参加者が、それぞれの興味のあることに対して本質的なところを吟味したがっている様子だったので、些細なミスなどはさして問題ではなかったようです。最後の質疑応答では、質問の意図がわかりにくかったところについて逆に聞き返すことで対処していました。
他の人の発表については、やはりそれぞれが専門的であるので細かい点は単にわかったつもりになることも多かったです。

国際会議とりあえず英語の苦手な方などにアドバイスです。英語は強力ですが手段にすぎません。現在はインターネットで好きなものを調べるにはそう不便ではありませんから、自分の好きなことについて英語で調べたり、興味のある分野について英語の動画を見てみるなどをすることをお勧めします。地道に我慢を強いることも時には必要かもしれませんが、ある程度好きなことの方が印象に残ります。

次に、私の研究生活を通じて思ったことについてお話しします。

情報工学とは、本質的には様々な問題解決のために必要なスキルを養う学問だと思っています。つまり、思い通りにならないことを少しでも思い通りにしようとするための学問です。

私の場合は学会までこぎつけましたが、学会にいる人たちに納得して認めてもらうためには、チャンスを見極めたり、何か新しい方法はないかを身の周りから探し出す太いアンテナや、それらを今までの方法と組み合わせるための知恵、そこから得た結果をわかりやすく説得する技術などのスキルを積まなければなりません。

そしてそのスキルを積むための1つ1つに対して、問題を解決するためのより良い近道がないかを考え続けることが大事だと感じています。
計算機やソフトウェア、プログラミングは思い通りを実現するための手段です。

問題解決に必要なスキルを積もうとする限り、そこで学んだことは実に多様な分野で通用すると思います。